短期カウンセリングのすすめ

短期間での解決を目指すブリーフ・セラピーのなかのナラティヴ・セラピーを中心にご紹介します

ナラティヴ・セラピーによりカウンセリングの多元的アプローチを実現する

お知らせ 2019年台風19号、北海道地震、東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。


現在カウンセリングでは、多元的アプローチが中心になり始めています。そもそも相談者に、一つのカウンセリングだけでは改善に向かう事は不可能です。そこで多元的アプローチの必要性が、求められています。


多元的アプローチとは、何か一つのカウンセリングを中心とします。従来はその一つのカウンセリングを、最初から最後まで進めます。ある意味、カウンセリング全体は見通せたものでした。


当然、見通しにそぐわないクライエントもいます。それをカウンセリングそのものの至らなさと考える視点も、現実には欠けてもいました。


今まで通り多元的アプローチとは、何か一つのカウンセリングを中心とします。だが協同的です。ここにクライエント中心の哲学は引き継がれてもいます。さらにはカウンセリングの混合主義でもありません。包括的なもの、クライエントを大きく包み込むものです。


カウンセリングの目的は、クライエントの望むものです。けっして学説が目的ではありません。カウンセラーや学説は後ろにさがります。さがる事が、前に出ることです。多元的アプローチはクライエント中心です。だがそれは古典的なクライエント中心療法ではありません。


精神分析療法を希望する人には、精神分析療法を行います。ただし前に進めなくなる時も
あります。


さらに述べます。