短期カウンセリングのすすめ

短期間での解決を目指すブリーフ・セラピーのなかのナラティヴ・セラピーを中心にご紹介します

短期間での解決を目指すブリーフ・セラピー

短期間での解決を目指すブリーフ・セラピーをご紹介します。
特に電話でのカウンセリングに有効な、ブリーフ・セラピーの中のナラティヴ・セラピーに軸足を置いてブリーフ・セラピーをご紹介します。


ブリーフ・セラピーでは、その中でも特にナラティヴ・セラピーでは新たな人生の物語を語りながら作っていきます。カウンセリングをご希望される人は、人生が行き詰った人です。その行き止まりから、新たな人生の物語を語りながら作っていきます。


今までの自分の生き方のストーリーを、脱構築していきます。今までの生き方を抜け出して、新たな生き方を構築するのです。


ナラティヴ・セラピーは正確には語りのセラピーです。けっしてストーリーのセラピーではありません。語りは結果が決まっていませんが、ストーリーは決まっています。


神経症やノイローゼに苦しむ人は、出来上がってしまったストーリーに苦しんでいる人です。そのストーリーを語りにより変えていきます。そのときに問題をこころの外に出します。話を書きかえていきます。否定的な話を、前向きな話に書きかえていくのです。その前向きさの中に、生きていくのです。


今までの人生のストーリーには、語られていない部分もあります。語られた部分だけが、表面に現れています。


さらに述べます。





こころの問題のナラティヴ・セラピーにおける把握

ナラティヴ・セラピーでは新たな人生の物語を語りながら作っていきます。そのときにカウンセリングをご希望される人の行き止まりから、新たな人生の物語を語りながら作っていきます。


そのときにナラティヴ・セラピーでは、カウンセリングをご希望される人は困った問題と自分が一つになっているものと考えます。困った問題そのものが自分になっています。


テストで失敗して自殺した高校生もいます。この高校生は困った問題と自分が一つになっていたのでしょう。テストがダメであったのであって、自分がダメなわけではありません。


これはエリスの論理療法に似ています。だがナラティヴ・セラピーでは少し異なります。それはナラティヴ・セラピーでは困った事を、外に出します。外に出た後の自分を語っていきます。


この高校生も「テストで失敗した」から、これからどうするのが良いのかと言う新しい語りが生まれます。距離を取る事により、困った事に巻き込まれなくなります。


それは薄っぺらい人生の物語に縛り付けられることなく、生きられるようになります。


さらに述べます。

ナラティヴ・セラピーとユング分析心理療法

ナラティヴ・セラピーでは新たな人生の物語を語りながら作っていきます。そのカウンセリングにおいて、ユングの分析心理療法のような意味のある偶然の一致に出会う事も多いのです。


ナラティヴ・セラピーは短期カウンセリング(ブリーフセラピー)の一部です。多くの短期カウンセリングは、意識の表面的な一部しか扱いません。それに対しナラティヴ・セラピーはユング分析心理療法と、同等の意識の深さまで扱います。ここに大きな特徴があります。


これはナラティヴ・セラピーが新たな人生の物語を語りながら作っていくことによります。語り作っていく時に、ユングの分析心理療法の扱う集合的無意識に至るからでしょう。そのときに意味のある偶然の一致に出会います。


だれしも偶然の中に生きています。だが意味のある偶然の一致に出会う事は少ないのです。その偶然の一致を意味づけていくことに大きな意味があります。偶然が意味づけられれば、自分自身を新しい方向から見ることもできます。


ナラティヴ・セラピーは新たな人生の物語を語るものです。その物語の舞台が拡大するために、偶然の一致の持つ意味は大きいのです。


さらに述べます。